関西安陵会は関西在住の鹿児島県立大島高等学校の卒業生の会です。

かしはらふらっとハイキング

広報部便り

関西安陵会顧問 前島美千枝

2023年5月5日子供の日 10時に柏原神宮前駅
今年度初めての関西安陵会の行事です。一週間前の天気予報では小雨が予想されていましたが、天は私達に味方され晴れ、必須用具が雨具から帽子に変更です。
今回のコースは、午前中に橿原神宮エリアで神職中熊義貢参事から学ぶ、食事休憩は深田池。午後から神武天皇陵から今井町エリアをボランティアガイド2名同行の約6時間です。  橿原神宮駅前には、大島高校の第94回春の甲子園出場時の色あざやかな緑のブレカー姿の山崎副会長が駅前の椅子に座り参加者を待っています。久しぶりに会うメンバー、ご夫婦での参加組や友人も増え、19名です。
・午前中は橿原神宮エリア内 神社といえば鳥居、一の鳥居から真っすぐな樹木の並木の表参道を進み、南禅門を抜け、やがて外拝殿に参ると、すがすがしい感覚です。 
この神宮の御祭神は初代神武天皇と媛踏鞴五十鈴姫皇后をお祀りしてあります。一年を通じて毎月多くの祭典がありますが、毎年2月11日紀元祭が最も重要。先祖、親がいて自分が存在、それならに感謝し、恥ずかしくない人生を送るのは大事と神職、こころに響く言葉です。礼節と作法。また、神社といえば鳥居がありますが、鳥居が多い神社は最初の鳥居のみ頭を下げると初めて知りました。神宮は、十五万坪、東京ドーム11倍の大きさですが、当日はお茶会 織田有楽斎と柳本陣屋御殿で献茶祭が催され、古き時代の行事を遠くから味わう事もできました。境内で浄化された私達は、急に空腹感を覚え、飛鳥時代に造られた溜池の深田池で食事休憩です。差し入れの柏餅を食べながら、私は今から1600年前に造られた色鮮やかな菖蒲を眺めています。
・昼からは今井町エリア (重要伝統的建造物群保存地区)
今井まちなみ交流センター「華甍」資料館から紹介して頂いたボランティアガイドから学ぶ歴史。大和の金は今井に七分といわれるほど繁栄した町、現在も五百軒もの町家が連なり、生活している町。織田信長と戦った町。町割は西、南、東、北、新、今の六町に分れ、九つの門からは木橋を通って濠を渡る。敵の侵入に備えて、その遠見、弓矢、鉄砲の射通しを不可能にした考え方。今回は短時間での散策でしたが、歴史を感じ、先人の知恵、現在でも活用できる江戸時代の建築様式はすごい。でも、こころと身体は別々、年齢的に歩くのがしんどくなり、早く座りたい声。最終目的の飛鳥川の流れにかかった蘇武橋の樹齢400年以上のエノキ前にて15時40分に集合。                歴史的ロマンを味わったかしはら、これから現在の街、自宅に帰路組、喉を潤す泡飲料組、民家の喫茶組に別れ解散です。
今回も企画担当の山崎さん、21回の神職中熊さん、柏餅の差し入れの黒川さん、そして参加して頂いたメンバーに感謝します。

神宮境内
これから外拝殿
中熊神職より学ぶメンバー

お祓い
礼節と礼法
今井町そぞろ歩き
今井町まちなみ

深田池