関西安陵会は関西在住の鹿児島県立大島高等学校の卒業生の会です。

春のハイキング「忍者の里甲南町」を歩く

関西安陵会(42年卒:18回山崎史良)

2024年5月18日(土)、爽やかな天気に恵まれて田植えが終わったばかりの田園風景を歩きました。甲賀市甲南町は中学校の教科書で学んだ江戸時代の「天保一揆」ゆかりの地であり、また忍者が活躍したところでもあります。

 ボランティアガイドの案内で、まず、午前中は一揆に関わった寺、神社を参拝・散策して、当時の農民(百姓)のお上に対する抵抗運動(抗い)がどのように行われたかを詳しく知ることができました。おおまかにいえば、抵抗運動は幕府の検地策に対して、百姓が団結して「10万日の日延べ」の陳情行動を起こして、しかもその時に一人も血を流すことなく

実現したことです。しかし一揆のリーダー(8人)は後日、お上の裁きを受けるため江戸送りとなりますが、道中で亡くなった義民もいたとの事でした。

 昼食後は甲賀忍者に関わる屋敷・地を歩き、敵から身を護るための実際の民家としての忍者屋敷を見学。スライドで屋敷の由来を見た後、「どんでん返し」、「落とし穴」、「見張り窓」、「天井裏」などのからくりを実際に見ることができました。

 お昼を過ぎて、天気は良すぎて気温も上がり、体調のことも考えて予定のコースを早めに見学して15時半すぎに解散しました。