関西安陵会は関西在住の鹿児島県立大島高等学校の卒業生の会です。

第65回関西安陵会総会・懇親会

2025(令和7)年10月5日(日)11時30分から14時30分まで、都ホテル尼崎にて、 第65回関西安陵会総会・懇親会が厳粛かつ賑やかに開催されました。

母校・大島高校より堂薗幸夫校長、安陵会本部より山田摩理子会長、日高達明副会長を はじめとする33名のご来賓をお迎えし、会員を含め140名が参加しました。

1総会

総会は、第18回生の山崎史良副会長による、手話を交えた開会の言葉で始まりました。

ふるさと奄美と母校を遥拝し、物故恩師および逝去された同窓生を偲び黙祷を捧げた後、懐かしの大島中学校・大島高等学校校歌を斉唱しました。

今年、会長職2年目となる久保勝志会長(25回生)からは、高校を卒業したばかりの若者から88歳まで、幅広い世代の方々にご参加いただいたことへの感謝と、今後のつながりへの思いを込めたご挨拶がありました。

続いて、以下の議事が審議され、いずれも満場一致で承認されました。

  • 興末吉幹事長(26回生)による会務報告
  • 大村みづほ会計部長(27回生)による会計報告
  • 大瀬博昭会計監査(21回生)による監査報告

また、今年度で任期を終える久保会長から、次期会長として幹事会で選出された興幹事長を紹介し、こちらも満場一致で承認されました。

第30代会長に承認された興次期会長は、会長職への決意と今後の体制強化への協力を呼びかけられました。

新入会員としては、奄美市役所から鹿児島県大阪事務所に出向中の第67回生(甲子園出場選手)をはじめ、第74回生2名、第76回生7名の計10名の若い方々が参加され、一人ひとりがしっかりと自己紹介をしてくださいました。

会場に入場直後、彼らが在学中の恩師である山田安陵会会長のもとに駆け寄る姿には、心打たれるものがあり、後輩たちが必ずや次世代につないでくれるという確信を新たにしました。

来賓代表として、堂薗校長先生および山田会長よりご挨拶をいただきました。その中で、次のような母校の最新情報が共有されました。

  • 修学旅行の復活と関西方面への計画
  • 全国からの生徒募集の実施
  • 大学進学実績の向上
  • パラバドミントン次世代強化選手(大高3年生)への支援

これらのアクティブな活動に、参加者一同大いに励まされました。

関西安陵会からは、母校への助成金贈呈も行われました。大島高校は、卒業生として誇りに思える、応援したくなる学校であると再認識させられました。

総会は、第16回生・中井和久顧問の閉会の言葉で締めくくられました。

懇親会

懇親会は、第19回生・久野卓三郎顧問の乾杯のご発声で賑やかに始まりました。

冒頭では、母校の体育祭の動画が放映され、歴史と伝統のある応援合戦の様子が、今年は多くのメディアでも紹介されたことが話題となりました。

続いて、奄美出身者が多く活躍する福祉施設「れんげメディカルグループ」の紹介に続き、山口亜弥副文化部長(54回生)による島唄の演奏が始まると、会場のあちこちで「待ってました」とばかりに踊り出す姿が見られました。新入会員の皆様の積極的なパフォーマンスには、若さと頼もしさを感じました。

その他の催しとして:

  • 集合写真撮影
  • 第30回生によるエネルギッシュな「フォーチュンクッキー」のパフォーマンス
  • 恒例の前島美千枝顧問と同期の21回生による安陵クイズ(賞金1万円相当品)

クイズは脳トレ形式で挑戦しましたが、全問正解のチームは残念ながらありませんでした。母校のことをもっと知っていこうという意識が芽生えた場面でもありました。

また、今年も久保会長を応援しようと集まった同期の25回生の皆さんが、懐かしのフォークソングを披露し、会場を大いに盛り上げてくださいました。

終盤には、六調、井口克己副広報部長(28回生)の演舞による大高応援歌、安陵数え歌の熱唱と続き、最後は、第14回生・栄俊彦顧問の万歳三唱で、締めくくられました。

名残を惜しみつつも、来年の再開を願いながら、それぞれの同窓生など、三々五々笑顔で会場を後にしていました。             

(文責 25回生 麻生ひろみ)

総会の模様はこちら(写真集)