関西安陵会は関西在住の鹿児島県立大島高等学校の卒業生の会です。

ご挨拶 関西安陵会第26代会長 昭和45年卒  前島 美千枝

関西安陵会の会長を2年間務めさせていただきます、昭和26年の生まれです。女性でも仕事を持ち続けるべきと考えていた高校時代の私、今日に至っています。
昭和42年4月、大島高校に入学した昭和26、27年生まれの私達は、大島高校の歴史を変えた出来事があります。普通科360名、商業科190名の計550名が入学し、2、3年生含み在校生1500名、これは安陵学園始まっての大所帯、同年に与論分校も設立されました。
昭和43年3月、現在の第2グランドは完成しました。グランド整備のため幾度も汗をかき登ったグランドまでの坂道、未来の自分へのラブレターは、グランドの土を還暦同窓会にあっち、こっち掘り起こしたのですが、見つからず、グランドの肥料となりました。
昭和44年2月、沖縄への修学旅行は赤いパスポート、予防注射、1ドルが360円の時代の円をドルに変換、そしてドルにて買い物、全て初体験でした。また、長髪が許可され、坊主頭が毬栗頭となり、長髪までの見慣れない異性の頭は違和感も覚えました。
昭和45年3月、楽しい高校時代 大中(大高)数え歌の十番 とうとう卒業となりました、明日は去ります名瀬町を (いまでも心に染み込むこの歌詞です)大島高校を卒業。
さて、日々の生活に追われ関西安陵会の総会に参加できず、仕事と家庭と育児に費やした40代、島唄が懐かしくなった50代に多くの先輩方と関わる機会を得、今日に至っています。
関西安陵会は昭和36年設立、1990年7月に30周年記念誌発刊、テーマは<安陵魂>
先輩方のまさしく心意気、戦争を経験し先輩方の苦難な人生、夢を実現するために学びし大島中学校や大島高校での体験談等、安陵の歴史の深さと会員の層の厚さを感じ、あとがきの安陵は 吾らが 永遠の青春 永遠の心 永久の励み は私には痛烈な言葉です。
次に2010年8月50周年誌発刊、テーマは<陵友>。安陵には時代を担った先輩達が築いた歴史があります。さらに安陵の輪を拡げ、絆を深めていく意味です。私はこの編集に参加することができましたが、先輩達の凄さは制作中に知りました。この記念誌は先輩及び後輩にぜひ読んでほしい記念誌ですので、ホームページで紹介できる方法を模索します。
さて、今年の執行部は陵友の先輩そして後輩の輪を繋ぎ、拡大していきます。関西地区同期のミニ同窓会に積極的に参加、ホームページは管理者の指導下、投函できるメンバー数名で関西安陵会の活動をホームページで拡散します。更に、昨年より関西安陵会の新卒の歓迎会を開催、これは定例行事とします。更に、ハイキングや語り場など総会以外にも活動範囲を拡大、輪を繋いでいきます。
最後に私達は平均年齢65歳の執行部ですが、まだまだ身も心も若く、楽しく役目を合言葉に、2年間微力ではありますが、頑張っていきますので、先輩、後輩そして関係者の皆様、私達にご指導そしてご協力の程よろしくお願いします。